この先も続く人生に
人生初の推しが卒業したので、手紙を書きました。
効率厨が垣間見える推しなので、ファイルとかリンクで送れる方がいいんじゃなかろうかと思ってブログにしておくことにしました。実際どうかは別として、紙でもらってもPDF保存しそうなイメージがあるし…
そんなわけで、恥ずかしい手紙ですがネットの海に流します。
これは、あなたのためだけの手紙であると同時に、一人のオタクの6年間の思い出の置き場所でもあります。
卒業公演の前に書き始めたので、少し時系列が前後するのは大目に見てください…
いつか、あなたのもとに届きますように。
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MeseMoa.(旧むすめん。)リーダー 白服さんへ
本日ツアーFINAL横浜アリーナ公演で、11年続けたMeseMoa.を卒業しました!間違いなく今日はみんなスーパーアイドルだった!みんな大好き過ぎて辛いけど、これからも応援する!🎮🦄🐵🍱🍎👑🐊🐰🍙
— 白服 (@shirofuku_nico) 2023年12月8日
MeseMoa.に関わってくれた全ての皆さん、今まで本当にありがとうございました!!!
初代リーダー 白服 pic.twitter.com/7elDMdAGkQ
卒業おめでとうございます。
新たな門出を迎えたあなたを見て、この先の未来を一緒に見られないことへの寂しさを抱えています。
けれど同時に、卒業に向けて沢山の思い出を振り返り、この人と人生で出会えてなんて幸運だったんだろう、そんな感謝の気持ちも溢れてきます。
白服さん、あなたがアイドルとして、どこまでも誠実にステージとファンに向き合い、最後まで愛を目一杯届けて幕を引いた姿に、
あなたを推していて本当に良かったと改めて感じました。
長く続いていく人生の途中に、アイドルとしての約11年を大切に置いてくれてありがとう。
個人的な話を少しだけさせてください。
私は本当にしがない影の薄いファンで、チェキも数えるほどしか撮ったことがないし、ツアーも毎回1公演くらいしか参加できていませんでした。
けれど、そんな私にも、あなたに知っておいてほしい大切な思い出が2つあります。めせもあ。が、白服さんが、私の人生の本当に苦しいときをいつも乗り越えさせてくれました。
ひとつ目は白服さんに出会った時、もう6年も前のことです。
中学3年生の春で、私はまあ中学生なりにいろいろあって死ぬことばかり考えていました。
臆病で死にきれなくて学校に通い、惰性で毎日を送っていたとき、たまたま流れてきた動画であなたを見つけました。
白い流星の動画、それからあおいちゃんとのMAD HEAD LOVE、Gとの戦い(なんで?)を立て続けに見て、画面から目を上げた時、世界がワントーン明るくなっていました。
今考えてもどうしてこの3つで沼に落ちたのか意味が分かりません、が、
きっかけなんて何でもよくて、大事なのは結果として私の世界が変わった、ということです。
気付けば毎朝、白服さんに会う為に早起きしてタブレットを開いて、YouTubeを食い入るように見ていました。Twitterも始め、新しい友達も沢山できました。
逃げ出したくて眺めていた窓の外の景色は、どこかでライブをしているあなたがいる、宝の地図のような景色に変わりました。
消えたい夜には、死ぬ方法を考えるのではなくて、あなたの動画を見るようになりました。
こんなにかっこいいのに虫が苦手で部屋が汚くて理屈っぽいなんて漫画みたいなギャップのあるチャーミングな人がいるんだ、そしてその周りにこんなにも素敵なコミュニティがあるんだ、
今いる世界だけが全てじゃないんだ、夢が叶うことがあるんだ、そんな沢山の驚きと希望をもらいました。
(前半悪口でごめんなさい、心底シロロノスベテガチョーカワイイー!と思っていますほんとうに…)
初めて遠くまで電車に乗ってヴィーナスフォートに行った日のこと、
親の目を盗んで駆け込んだ川崎のフリラで木の隙間から見えた白服さんの輝き、
忘れもしないMazeの東京公演、初のチェキで息が止まりそうだった時のことも、
今でも鮮明に覚えています。
広くて眩しい、素晴らしい世界を教えてくれてありがとう。大袈裟でなく白服さんは、私の人生の恩人です。
ふたつ目は、2020年上旬、忘れもしない新型コロナウイルスでのロックダウン時のことです。
コロナ直前、私が前ほどちゃんとオタクだったかと言われると正直なところそうとは言い難く、
むしろめせもあ。の姿に刺激を受けて、自分の人生に精一杯向き合おうとしている時期でした。
留学に行ってみたり勉強を頑張ったりと、いよいよこれから、という時だったのを覚えています。
突然世の中が止まり、家で1人きりで燃え尽き症候群に陥った時、救ってくれたのはまたしてもめせもあ。でした。
懐かしい平和島のライブハウスからの配信。きっとめ。のみんなこそ苦しい時期だったはずなのに、画面越しに久々に見たきらめきは、塞がった日常に通気口を作ってくれました。
め。のオタクであることで、みんなと一緒に通話したり、一緒にリモートでライブを見たりできました。
誰かと繋がる機会を与えてくれて、明るい話題のきっかけを与えてくれました。
それにしても、お風呂企画にソロライブ、書いているだけでも思い出が蘇ってきます。
息がつまりそうな暗闇の中でアイドルを続けてくれて、ありがとう。
白服さんが、めせもあ。がいてくれて良かった、とあんなに痛感したことはありません。
その後、忙しかったり、海外でライブに行けない場所にいるときでも、白服さんのツイートや新曲が流れてくるとめ。のことを思い出し、自分も頑張らなきゃと思えていました。
白服さんのことを考えている瞬間、黄推しとしての1分1秒は全部幸せでした。
出会ったあの時からもう一度動き出した人生には、いつも太陽のようにあなたがいました。
そして、これからもずっといてくれるものだと、どこかで楽観的に思っていました。
卒業すると聞いたとき、この先自分がどんな世界を生きていくのか分からずおそろしかったし、私たちの好意や期待の押し付けが、あなたを追い詰めてしまったのではないかと思って怖くなりました。
けれど、1年半という時間、夢のような武道館公演、そこから続くいくつものイベントを通じて、白服さんは黄推しみんなに沢山の愛を届けてくれました。
この先も大丈夫だよ、とお互いに言い聞かせるように伝えてくれました。
あなたが言うならきっと大丈夫なんだ、とゆっくりと思えるようになりました。
もちろん今はまだ、この先、SNSやライブで白服さんに会うことは無いのかと思うと寂しさが込み上げてきます。
横アリで最後に外周を回ってきたとき、目の前で笑ってくれたことを思い出して、最後までスーパーアイドルだったなあと泣きそうになる時もあります。
けれど、あなたにたくさんの消えない魔法をもらったから私の今の人生があるし、その事実はこれからも続いていきます。
そう言えば、黄推しのみんなは僕がいなくなって大丈夫ですか、と聖誕祭の時に聞いてくれましたね。
同じ時代を生きているあなたが幸せでいてくれる限り、私たちは大丈夫です。
そんな白服さんこそ、365日24時間カワイイと言われ続けていたのに急になくなって大丈夫なのか心配しています。勿論みんな今でも思っているのだけど、直接伝える機会がなくなってしまったから…
もし寂しくなったり落ち込んだりしたら、自分が何万人もの人を虜にした魅力の持ち主であることを思い出してください。
とってもとってもイケメンだけど、それだけで人は好きになったりしません、本当に!
人間として尊敬して、推してきました。
本当に、抱えきれないくらい、めいっぱい幸せになってほしいと思っています。
願わくば、私たちファンの想いが、あなたの人生にもまた、消えない魔法として残り続けますように。いつでも応援しています。
風邪を引かず、元気に過ごしてくださいね、私も健康に気をつけて頑張ります。
白服さんアイドルになってくれて本当にありがとう。いつまでも大好きな最高の推しです。
これからは、思い出でまた会いましょう。
いってらっしゃい!
黄推し